余剰水分除去装置「風神棒」

乳化の抑制!
湿し水供給装置は絵柄の量に関係無く一定の水膜厚で均一に水量を供給するために、インキローラー上に余剰湿し水が蓄積されインキと練り合わされて乳化する傾向にあります。
本装置はこのような乳化現象を余剰湿り水を気化熱で蒸発させることでインキの乳化を抑制することができます。
乳化抑制のメリット
・インキ飛びの抑制。(断紙の原因)
・着肉不良の抑制。(絵柄が小さいと脱色事故発生)
・濃度不足の抑制。
・ローラーストリッピングの防止。
・ブラン残りの抑制。
オフセット制する者よく水制すといわれるように本来の湿り水供給装置の正しい調整が前提となります。
本装置はあくまでも補助的装置であり、乳化現象から発生する様々なトラブルを抑制することを目的に開発されました。
仕様
本体寸法 W=900mm(B2T)
本体重量 5kg
電源 AC200V 単相 50/60Hz 400VA
圧縮空気量 MAX 1000NL/min (0.5MPA以上)
取合信号 胴入信号

常温・ワンウェイ湿し水供給装置「アクア太郎」

本装置はオフセット印刷機用湿し水供給装置です。従来の装置と違い湿し水の冷却・循環を不要としました。
特徴 1 冷凍機不要。
現在のシステムでは湿り水は(9℃~15℃)冷凍機によって一定に保たれています。本装置はH液の研究結果により可能となりました。つまり本装置はPH濃度制御とともに、界面活性剤濃度を水温上昇に伴い自動的にあげることをPH濃度に影響を及ぼさない粘度増進剤にて行うことにより、湿し水温度に関係無く一定のPH値・粘度を持った湿し水供給を可能にしました。つまり常温での湿し水供給です。
特徴 2 フィルター不要。フリーメンテナンス
特徴1の通り冷却不要から循環の必要が無くなりました。本装置は循環を止めることで水の流れをワンウェイに致しました。従来の装置では循環しているため、湿し水の紙粉・インキ・溶剤等を除去するためにフィルターを必要としましたが、本装置は不要です。又、タンク内は常にきれいであり、タンクの清掃を不要としました。もちろん水の排出もありません。環境問題にも適応した装置です。
特徴 3 印刷トラブルの削減
従来の装置は外気との温度差により湿し水の循環通水パイプ及び水舟に結露対策が施してありますが、経年とともに断熱材の剥離及び破損等により結露水が紙面・インキ壷に落下し、印刷トラブルを引き起こすケースがありましたが、本装置では常温での供給であり結露対策が不要です。
仕様
外形寸法 W=1,000mm L=1,000mm H=1,200mm
機械重量 150kg
所要電力 AC200V 3相 10A
余剰水分除去装置「風紙棒」と併用することによりさらに印刷品質が向上致します。

ハイニックスパターンパーフォレーター
パターンパーフォレーターとは、輪転機インラインに設置し、カット長毎に同パターンのミシン目を入れる装置です。


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